こんにちは。
ほいくらふとの管理人
現役保育士のぜんのすけです。
今回の記事のもくじです。
長いので全部読むのが面倒な方は飛ばしてお読みください。
はじめに
ぜんのすけは今、ベトナムに住んでいます。
それは僕の初めての投稿記事で一瞬触れています。
記事はこちら↓
行動力だけで移住してしまったベトナム。
もちろん物価や治安なんて、何も知らずにやってきました💦
いざ住んでみると、いやはやこのベトナムという地は…
カオスの塊です!
ではさっそくベトナムについて紹介していきます。
ベトナムってこんなところ
ベトナムは世界有数のバイク大国です。
(2020年6月17日撮影)
バイクが多すぎて、国民全体が丸一日バイクを走らせるとその排気ガスで温暖化や大気汚染がぐーんと進むくらいです。
実際に大気汚染指数はハンパではなく、2019年9月26日の段階で大気汚染が世界ワースト1になりました。
実際どの程度なのかを数値で表しているサイトがありますので、リンクを貼り付けておきます。
waqi.infosのサイトを引用
昨年度の大気汚染数値はというと…
AQI250超え!!
やばすぎます。
これは普通に生活しているだけで肺炎や気管支炎になる可能性があるレベルです。
コロナ感染者じゃなくてもベトナムにいると肺炎になる可能性がありました💦笑
そんなベトナムも今はコロナウィルス対策による外出自粛の効果で一旦空気が浄化され
(2020年6月17日撮影)
最高にきれいな空気です✨
街中は朝から市場や路面店がずらりと並び活気溢れる様子です。
朝市の様子
路面に並ぶ南国フルーツの数々
花を売る路面店や自転車の移動販売
こんな感じで毎日朝から町中が賑やかです。
ここまで見ただけで日本にはないベトナムの魅力を感じてもらえたと思います。
そんなベトナムでは子育てについてはどんな感じなのか気になりますよね。
僕は現役保育士なので子育てエキスパートのベトナム人が近くにたくさんいます。
さっそく彼女たちに聞いてみてわかったことは、ベトナムの社会的な背景があるからこその衝撃的なものばかりでした…
その中でも、今回は睡眠についてお話ししていこうと思います。
国中が昼寝をする
まず、ベトナム人の名誉のために言っておきます。
ベトナム人の先生たちはすごーくよく働きます!
正直な話、僕が以前務めていた日本の先生たちよりも数倍まじめに働いていると思います(コソコソ)
日本語の勉強を何年も続けていて毎週日本語能力調査のために実施するテストでは全員がクリアします。
絵本のテストをやらせれば、テスト当日までには一言一句間違えずに全員が暗記します。
内容だってしっかり理解しています。
子どもたちの排泄ミスや、クラスでの製作中に絵の具が付いて汚れてしまった服があれば、すぐにクラスの主担任に報告をしてから、洗濯用洗剤を使ってとても丁寧に手洗いします。
僕が男性保育士だということを理解してくれているため女の子のお着替えや排泄などは、どんな状況でも自分たちの仕事を後回しにして担当してくれます。
毎日の登園前・降園後の消毒作業も、隅々まで丁寧にやってくれます。
バスに添乗する職員は、先ほど紹介したカオスなバイク天国の中をバスで送迎するため、朝の5時半から出勤してくれています💦
どうですか?
最高の職員じゃないですか?
偽りなしで最高のチームだと思っています。
でも、ひとつだけ
あることで困る時があります。
それは…
ベトナム人はどこでも昼寝をする。
今日イチの字体の大きさで言います。
バイクの上でも休みます。
服屋の店員も全員ならんで仲良くお昼寝します。
※この光景を見た時、状況の把握に時間がかかりました💦
そう。
きっちりお昼寝するんです。
それも全員同時に!!
日本の保育現場で『子どものお昼寝中』といえば、1人ずつ順番に休憩は取るものの
次回の製作活動の準備や連絡帳記入、行事の準備などをする貴重な時間です。
その貴重な時間で全員が同時に寝るんです。
ちょっと待って💦
子どもは誰が見てるんだ!?って思いますよね。
安心してください
もちろん日本人が総出でしっかり見ています。
そしてありがたいことにベトナム人先生は自分たちが寝る時刻までには、子どもたち全員をきっちり寝かしつけてくれます!
でも自分たちの就寝時刻が近づくにつれて、なかなか寝付かない子どもたちに対してなんとなくイラついているオーラが見えてきます💦笑
さて、ベトナム人先生たちが一斉に寝ている間に日本人は目を凝らして子どもたちを見守ります。
トイレに行きたい!
なんて思っても我慢するしかありません。
だって子どもも大人もみんな寝てるんだから。
この時ばかりはたまに困ります。
せめて順番に寝て欲しいものです。
さて。
どうしてそんなにお昼寝を大事にしているのか…
その理由を先生たちにズバリ聞いてみました。
なぜベトナム人は昼寝をするのか
ここからはあくまでも僕の身近なベトナム人、24人に聞いたなかでもっとも多かった理由なので、全てのベトナム人がこの理由ではないだろうということは念頭に置いて読んでいただきたいです。
ぜ「ねえ、先生たちはどうして毎日しっかりお昼寝をするの?」
べ「先生、ベトナム人は夜が遅いからですよ」
ぜ「いや、意味がわからないよ💦」
べ「ベトナム人は仕事が終わって家に帰って、ご飯を食べてから子どもを連れて、家族で夜の公園に遊びに行きます」
ぜ「いやいや、ヤンキーじゃん…」
べ「先生…。ヤンキーはなんですか?」
ぜ「↑無視」
ぜ「あのね、日本では夜遅くに子どもを外で遊ばせたりしないんだよ」
べ「知っていますよ。でも日本は家の中で過ごしても涼しいですね。ベトナムの家はエアコンが付いていない家が多いので、外の方が涼しいです。」
ぜ「あ!だからベトナム人って21時とかでも公園で遊んでるの!?」
べ「そうです。お昼はいつも仕事で子どもと遊べないので、帰ってから遊びます。でも家の中は暑いので外に行きます。それで眠いのでお昼寝をします。」
なるほどー!
実際この時期は殺人的に暑いです。
気温35℃、体感温度43℃
そんな日はザラにあります☀️
そして、ベトナムの家庭では貧富の差が明確に存在しています。
超高層マンションに住んでいる裕福な人達もいる中で、多くのベトナム人の家庭では暑さ対策からガラス窓をつけていない鉄格子の窓をよく見ます。
いやいや、エアコンくらい買えるでしょう。
そう思いますよね…。
実はベトナム人には買えない家庭が多いです。
ベトナム人の平均収入は、日本円にしておよそ3〜6万円程度です。
さきほど、あれだけまじめに一生懸命働いてくれると言っていたベトナム人先生たちも、給料はそのくらいです。
就業時間は僕たちと変わりません。
むしろバスの添乗をしている職員は、朝早い分だけ就業時間が長いです。
そして、ベトナムで流通しているエアコンのメーカーは主にDAIKINやPanasonicなどです。
ということはエアコンの金額は日本と同程度です。
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そう。
エアコンはベトナム人にとって高級品なんです。
夜更かし現場を調査
でも夜遊んでいるのは見たことがあるけど、本当に毎日お昼寝が必要なくらいの頻度で外で過ごしているのか?
そんな疑いの気持ちが出てきました。
そこで実際に公園に行ってみました。
いる!
それもたくさんいる!
(2020年6月17日)
ただいまの時刻21時53分…
今日はまだ水曜なのに夜更かしです。
華金ではありません。
ひょっとしてすでに月曜から夜更かしなのか!?
子どもが来ることを分かっているかのように、光り輝くクルマたちが待ち構えてます!
※レンタルは30分250円くらいです。
他にもわたあめやポップコーンの売店が出ていました。
衝撃です💦
最後に
日本では外でわたあめを食べながらはしゃぎ回る時は夏のお祭りくらいのものでしょうか。
ベトナムではこの夜更かしこそが、子どもにとっても家族で過ごせる特別な時間なのかもしれませんね。
とはいえ、自分の子どもを夜中に公園で遊ばせようとはまったく思いませんが、そもそも国全体がお昼寝を寛容しているのだから全く問題はないのかもしれません。
それにしてもベトナムはやはりカオスです。
そんなベトナムが好きです。
ということで【睡眠編】はここまでです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
次回は【しつけ編】を紹介しようと思います。
ではまた
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