ほいくらふと

元男性保育士による保育・教育・子育てとものづくりの記録。それからアウトドア。

男の保育とものづくりーときどきキャンプ

やぶいてワクワク!夏の製作紹介/いろいろな応用可能【保育現場でも使える】

こんにちは。

 

ほいくらふとの管理人

現役男性保育士のぜんのすけです。

 

はじめに

もうすっかり夏ですよね。

 

ちょっと前までは冷え込む夜に長袖を着ていた方もいたのではないかと思いますが、さすがにもうその服装では暑くて眠れない時期ですよね。

 

日中の日差しもどんどんと強くなっているこの時期

水遊びが恋しくなってくる頃ではないでしょうか✨

 

 

保育現場ではそんな時期になるとシャボン玉を使ったり、色水を使ったような製作が増えてくると思います。

 

 

さて、ぜんのすけが今回紹介するのは

水を湧き出させる不思議でおもしろい製作

 

 

それがこちらです。

 

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『ぷかぷか泳ぐアヒルさん』です。

 

 

え?水は?と思った方もいるのではないかと思います。

湧き出る水の正体を知りたい方は、作り方を見てください。

 

気がついたら、きっと子ども達も目を輝かせながら画用紙を掴んでいるはずです。

 

 

それでは作っていきましょう。

 

 

 

 

準備するもの
  • 画用紙(緑系、青系、白)1枚ずつ
  • くれよん、色ペン、色鉛筆など
  • 絵の具(黄色)
  • 鉛筆(下書き用)
  • のり
  • はさみ
  • スポンジ

 

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作り方

1、型枠をつくり、青い画用紙に線を引く

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※この型紙は『さいごに』のところで紹介する応用編でかなり重要な役目がありますのでフリーハンドで丸を書かずに型枠を作っておく方が良いです。

なぜ今回白い画用紙で型枠を作ったのかも、のちほどわかるはずです。

 

 

 

2、緑の画用紙の中心にえんぴつでブスッと穴を開けます。

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※光の具合で写真は青い画用紙に見えますが、これは緑の画用紙です。

 

 

 

3、青い画用紙の下書きに沿ってのりを付けます。

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下書きの外側にのりをつけましょう。

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4、青い画用紙の上に緑の画用紙を貼り付けます。

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こんな風に真ん中に穴が一つ開いていて、そこから青い画用紙がチラリと見えている状態になるかと思います。

 

さて…

 

それでは水を湧かせましょう!

 

 

 

5、真ん中から外側に向かってビリビリと緑の画用紙を割いていきます。

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一気にビリーっといかずに、少しずつやるようにしましょう。

 

 

どうですか?

水が湧き出ているみたいですよね!?

 

本物の水じゃないじゃん!と思った方。

ごめんなさい。

 

本物の水は出ません💦

 

でも子ども達って、こんな風に製作していくと

「わー!見て!出てきたよ!」

と目を輝かせながら喜んでくれるはずです。

 

製作を演出する人が本当に水が出るように紹介したら、子どもにとっては青い画用紙が見えただけのことが『本当に水が出てきた』という現象になるんです。

 

 

 

6、横に広く裂けてしまう場合は、途中で細くしましょう。

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こんなふうにこのまま裂いていったら広がってしまいそうな場合は

 

 

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そこをさらに半分に割きましょう。

 

 

 

7、青い画用紙の下書きのところまで全て裂いたら、えんぴつに巻いて丸めていきます。

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※えんぴつで丸める際は、鉛筆の端の方で巻いた方が他の部分と干渉せずに丸めやすいです。

 

 

全部丸めるとこのようになります。

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まるで草むらに湧いた泉のようですね✨

 

 

 

8、スポンジを円柱状に切ります。

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9、切ったスポンジで黄色い絵の具をスタンプしていきます。

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※スタンプが近すぎると、あとで大変です。 

スタンプは2〜4個くらいがオススメです。

 

 

 

10、スタンプが乾いたら、黒でカタカナの『フ』みたいに描きましょう。

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11、黄色でこのように描いていくと…

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※黄色なら何でも大丈夫です。

 

 

 

12、小さな鳥さんが水の上を泳いでいるようになります。

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※10〜12はどの順序でも構いません。

 

作っている間のワクワクを子どもにたくさん与えたいのであれば、多少の手間が増えても順番をスムーズにしない方がいいのではないかと思います。

 

実際この順番で作っていくと、10の段階ではまだ正体がわかりませんね。

そのあとに11を持ってくることで

「わかったー!鳥さんだ!!」という子ども達の喜びの声が聞こえるのではないかと思います。

 

でも保育現場で使用する際は時間に限りがあるので、調節しながら順番を変えてもいいかと思います。

 

製作において、どこに時間を使うかという考え方ひとつで、製作活動から得られる感動には大きな差が現れると思います。

 

 

 

13、お母さんを付けることで何の鳥かをはっきりとさせます。

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これはアヒルですね。

 

型紙に使った白画用紙の余った部分で作ることができます。

 

お母さんが出てくるまでは、ヒヨコにも見えます。

何の鳥かを考えてみるのも、子どものワクワクにつながるかもしれません。

 

 

 

完成

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お母さんアヒルのそばで気持ちよさそうに泳ぐ子どもアヒルの完成です。

 

こんな製作をしたら、水遊びへの期待がさらに高まるのではないでしょうか。

 

 

 

さいごに【いろいろな製作に応用できる】

この製作は使い方によって多くの活用が期待できます。

 

応用①

違う系統色の画用紙を3枚重ねることで(巣穴の中・巣・草むら)を表現

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草むらの上にあるニワトリの巣穴の中でヒヨコの生まれるシーンが演出できます。

 

応用2

同じ系統の画用紙を重ねることで森の深みや奥行きを表現

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森や茂みの奥の墓地で遊ぶお化けを演出できます。

 

ほかにも青系の画用紙を3枚重ねて裂くことで、水に飛び込んだ時のしぶきを表現したり、赤や黄色の画用紙を重ねて裂くことで、炎を表現して真ん中に頑張る消防士さんや火を吹く怪獣を描いてみたり

 

そんな時に型枠はとても重要です。

全ての紙に同じ枠を書かなければ、重ねた時にズレてしまうからです。

 

ということでこの政策案

使い方はたくさんあります!

 

 

 

ぜひ子どもと一緒にワクワクしながらビリビリっとやってみてください。

お役に立てれば光栄です。

 

ではまた

 

 

 

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