ほいくらふと

元男性保育士による保育・教育・子育てとものづくりの記録。それからアウトドア。

男の保育とものづくりーときどきキャンプ

保育と我が子の子育ては違う  その③

こんにちは。

 

ほいくらふとの管理人。

現役男性保育士のぜんのすけです。

 

 

 

 

前回の続きです。

 

 

前回までの記事はこちら。

 

mr-hoicraft.net

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インターナショナル幼稚園に入園したむすこのすけ

 

 

 

たくさんの幼稚園を見学しに行き、在籍している教員が英語のネイティブスピーカーだというところに絞りました。

ベトナムベトナム語が主要言語なので、ネイティブじゃない教員が多いんです…

 

 

その上で小学校と付属になっていて、学習を行なっている場所に絞りました。

 

 

 

 

 

海外のいいところは、大学に飛び級入学があるように、今の年齢で入れるクラスが絶対的ではないところです。

 

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当時4歳だったむすこのすけも、グレード1(小学校1年生)か幼稚園クラスを選んでいいと言われました。

 

まずは英語の習得を優先しようということで、幼稚園クラスを選びました。

でも途中でグレード1に移る予定だったので、準備学習をしてくれました。

 

 

 

 

 

海外でインターナショナルに行かせる。

 

日常生活の大半の時間を『日本語なし』で過ごすということです。

日本語を理解する先生なんてもちろん一人もいません。

 

 

 

 

 

 

登園初日。

 

 

 

帰って来たむすこのすけが第一声でつまのすけに聞いたのが

 

「ねえママ。Don't do that ってどういう意味?」

だったそうです。 

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つまのすけからその報告を受けて「初日から怒られてるじゃん!」と夫婦で大笑いしました。

 

 

 

 

 

 

 

当たり前のことですが、はじめは自分の思いを先生に全く伝えられないことが辛かっただろうと思います。

 

 

毎日、登園バスが家に迎えに来るたびに「いやだ!行きたくない!」と大泣きしていたそうです💦

ぜんのすけはこの時間はすでに出社済みなので見ていません。

 

 

 

 

 

でも2ヶ月ほど経つと随分と英語を話すようになり、ついには寝言が英語になりました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

よく、小さい頃から英語を覚えさせると母国語の習得に影響が出ると言われますが、むすこのすけは園では完全に英語だけで過ごし、家では日本語でたくさん会話をしていたのでそんなことはありませんでした。

園では英語でしか話せない分、帰ってきてから爆発させるように喋っているのかもしれません。

 

 

そのため、日本語は全く問題ないどころか「すごいコミュ力だね!」と友人に言われるくらい話します。

(それが良い意味か悪い意味かはさておき…笑)

 

 

母国語の習得障害説は、日本で行う英語教育のように分からない時は日本語で説明・補助するという、スイッチを切り替えさせ切らない状況が生み出す脳への副作用ではないかというのがぜんのすけ的な考えです。

 

 

 

 

 

 

 

ぜんのすけは家に帰ってから息子と会うという、『一般的な時間』ができたので「今日の幼稚園はどうだった?」という会話が成立するようになりました。

 

 

 

どうやって話しかけたらいいのか分からなかった自分にとって、その一言から始めればいいというのは大きな助けになりました。

 

 

 

 

 

 

 

学習は園で習得してきた成果を見せるだけになったので、それが良いか悪いかということは言わなくなりました。

 

だって、ぜんのすけはその日の学習に対してむすこのすけがどのように取り組んでいるのか見ていないので成果以外の評価はできません。

 

 

  

 

 

 

現在はコロナウィルスの影響で飛行機がないため日本から出てこれないので、一時的に住民票を戻して日本でもプリスクールに行かせています

プリスクールですから、そこでも園内生活の使用言語は100%英語です。

 

 

 

そこの勉強面の指導がなんと厳しいことでしょう!

 

園長先生、熱血かあちゃんです。

↑ちなみに日本人ではありません。

 

ありがたいことに、音楽やアートまで結構しっかり教えてくれます。

 

 

 

バシバシやってください✨

 

 

 

 

 

 

さて、単純に成果があったことに対して「頑張ったね」と認めるだけというのは、なんと気が楽なことでしょう✨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもこれは不器用なぜんのすけにとって乗り越えなければいけない問題がありました。

 

 

 

 

ここまで読んでくださった方。

それ、ちょっと育児放棄じゃんと感じた方がいたのではないかと思います。

  

自分でもそれに近いものがあるんじゃないかと不安になりました。

 

 

 

 我が子に設定するハードルを高くする行為を自分でやめた(前回記事)と言い、むしろほとんどノータッチになったぜんのすけ

 

 

子育ての境界線を見失いそうになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

でもそれは心に余裕ができた自分にとって、少し考えてすぐに解決できた悩みでした。

 

 

この分野については自分が上手くできなかったことは他者に甘えることにしたんだ。

と思うようにしたこと。

 

 そして

 

親がまずやるのはそこじゃない。

 

そう思うようになれたんです。

 

 

 

おはようと挨拶することは、自分が相手に気づくこと。

おはようと挨拶されることは、自分が相手に気づかれること。

ありがとうと感謝を伝え合うのは、相手がいるということ。

人に迷惑をかけないように考えるのは、相手には自分と違う感情があるということ。

『まま』とは何か。

『ぱぱ』とは何か。

『ばあば』とは何か。

『じいじ』とは何か。

『自分』とは何か。

 

 

 

生きているうえでの基本中の基本。

その根本の『自他の認識』に近い部分の教育

それは、家族だからこそできる部分が多いと思います。

 

 

 

 

それが俗に言われている『しつけ』かもしれません。

 

 まずはそこをやるべきなんだと思いました。 

 

 

 

 

 

 

 

集団生活の中で育む自己肯定感や協調性は、保育者と保護者が。

学習によって培う教養は、教育者と保護者が。

 

 

 

 

 

 

 

そうやってむすこのすけという人間を育てるために

自分にとって負担になりすぎている部分 を 他者に甘えることも保護者にとって大切 だと気づくことができました。

 

 

 

 

 

 

また保育者・教育者というのはその分野のプロフェッショナルですが、

それは保護者や子どもたちに対して偉そうにする監督や指導者ではなく、あくまでも保護者のサポートでしかないということも、以前よりさらに心に留められるようになりました。

 

保育士である自分にとってこれは大切な収穫でした。

自分のいる職種の必要価値が自分を通して理解できたからです。

 

 

 

 

 

 

 保育者と保護者の役目は違う。

 

 

 

 

 

当たり前のことのようですが、自分の園で自分の子を見ていた経験があったからこそ強く実感できた部分があるものでした。

 

 

 

 

 

子育ては抱え込むものではなく、分担して良いんです。

そのために専門分野のサポートがいるんです。

 

 

 

 

 

一人の人間を育てるのは、自分だけでは無理!

 

もし悩んでいる方がいたら

それ、プライドは捨てて公言しちゃって良いと思います。

普通です。

 

 

 一人親でも夫婦でも

個々にそう叫んでいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

みんなで子どもを育てましょう✨

 

 

 

 

 

 

 

 

長い続編でしたが最後まで読んでくださってありがとうございました。

読んでくれる人がいることに感謝です。

 

ではまた

 

 

 

 

 

 

 

 

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